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チェンマイのタイスキ(タイ風水炊き)

สุกี้
タイ語発音記号表記スッキー

タイスキという言葉を初めて聴いた方は、”タイ風スキヤキ”なのかなと思われる方が多いかと思います。
私も、最初はそう思っていました。
しかし、10年ほど前にパタヤで初めてタイスキを食し、自分で事前に持っていたイメージと全く異なっていました。
鍋は日本でシャブシャブで使用する鍋(鍋の中央に煙突がある)で、海鮮食材を日本のシャブシャブの様にして食べる、要は、タイ風海鮮シャブシャブでした。
あれから10年ほどタイスキを食べるチャンスが無く(一人ではとてもじゃないが行きにくい)、ここチェンマイにてやっと友人達とタイスキを食べる機会を得ました。
下の写真が、そのときの様子です。
左側に小さなトレーが何段にも重なっていますが、これにはメニュー(海鮮が多いがレバー等もあった)から選んだ食材が入っています。
また、右側の皿は野菜セットですが、以前に食べたタイスキでは野菜セットは有りませんでした。
鍋は、一般的な電気鍋であり以前のようなシャブシャブ鍋ではない。
また、食べ方は全ての材料を一度に鍋に入れ、とき卵を上からかけます。
後は茹で上がった食材を鍋から各々取り出し、独特の甘辛いタレをつけて食べます。
昔食べたタイスキは”タイ風海鮮シャブシャブ”でしたが、今回食べたタイスキはどちらかと言えば”タイ風水炊き”でした。
料理は、時代、場所とともに変わっていくものだと言うことを改めて実感。

[料理の写真] 鍋に入れる前の食材[料理の写真] 調理中のタイスキ鍋
[写真] メニューこのタイ料理は、屋台や一般食堂で食べることはなかなか出来ない。
タイスキ専門店か、高級な料亭、レストランに行く必要がある(屋台でタイスキ専門の店もあるそうですが)。
私を含め、一般庶民はめったに味わうことが出来ない高級タイ料理である。
ちなみに、お値段のほうは200バーツ〜/人位。
私の昼食10日分である。

左記写真は、タイスキレストランにあったメニューの先頭ページである。
タイ語で書いてあるので読めないが、上の顔写真と下の丼マークから書いてあることは大体推測出来る。
当店は、かの美食家で有名なモム・ラーチャウォング・タナッスィー・サワディワット氏から”チェル・チュワン・チム”の称号を受けたと言うことを自慢げに、かつ、事細かに書いているはずである。
しかし、タイスキは材料を切りそろえるだけであり、味と調理人の腕にはあまり関係ない。
味に最も関係するのはタレなので、このタレが”チェル・チュワン・チム”の称号を受けたと言うことなのであろう。
それなればこそ、秘伝のタレは本社工場などで作成し、出来上がったタレを全国のチェーンレストランに配布できるので、美味しいタイスキレストランを全国展開できるのであろう。

一般のタイ料理が苦手な方でも、タイスキなら美味しく食べられると思います。

注.
タイで”スキヤキ”と言えば、通常この料理のことを指します。
日本の”すき焼き”は、”スキヤキ イープン(日本風のすき焼き)”といいます。
まるで、すき焼きはタイが本場のような感じ。

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Last update : 2022-07-18T19:44:01+09:00 (Monday)